あきらめるとうつがよくなった

睡眠障害は相変わらずですが、それ以外のうつの症状は改善がみられます。
3年前にくらべれば状態はそれなりにいい。
その原因は「あきらめた」ことにあると思います。
うつ病になった当初、私は寛解を目指していました。
以前と同じように元気になる。
仕事はもちろん、旅にも出るし、料理も同様に作る。
まだ50代の初めでしたから、前途に大きな希望を抱いていたのです。
今はそういう気持ちはありません。
これは歳の影響でしょう。
55歳から毎年同窓生の訃報をきくようになりました。
去年まで普通に生活していたのに、今年はこの世にいない。
まさに諸行無常です。
明日は我が身かもしれない。
また老眼や記憶力の低下など加齢も進みます。
暑さ寒さにも弱くなる。
たとえ数年後に寛解したとしても老化との勝ち目のない戦いが待っています。
完全復活などもう望むべくもありません。
現状維持でいいと考えると気が楽になりました。
「寛解しなければならない」という束縛がなくなったのです。
今現在を肯定するということが大事なのでしょう。




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