抗うつ薬が効かない理由

テレビをみていると気象予報士の人たちがとても慎重に発言しているのがわかります。
この夏のように異常気象がおこっても地球温暖化についてふれることはありません。
確かに地球全体の気温は上昇しています。
北極の氷の面積が減少し、生態系が脅かされているのは事実です。
ただこれがどこまでCO2とメタンガスの影響なのか。
学会で統一見解が出されているわけではないようです。
科学的には仮説はあくまで仮説ということなのでしょう。
うつ病についても同じことがいえるような気がします。
うつ病の原因が脳内物質の不足にあるというのも仮説だと思います。
この仮説に基づく抗うつ薬の投与で多くの患者が寛解していますが、一方私のように10年以上治療を続けている者もいます。
どうして抗うつ薬が効かない場合があるのか。
納得のいく説明はなされていません。
精神医学は内科等に比べるとその歩みは遅々としています。
うつ病以外の精神疾患は対症療法に終始しているものが多い。
個々の患者に関する数値データがないのが大きな原因であるように思えます。
血圧計のようなもので脳内物質の量がはかれればいいのですが、私が生きている間は無理でしょうね。


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