消えない不定愁訴

うつ病にかかったのは10年前、51歳のときです。
当時は脳の機能が大幅に低下し、会話することもままなりませんでした。
人と会っていてもことばが出てこない。
病状は重かったのですが、その自覚はありませんでした。
今思うとまだ若かったのです。
未来があり、希望がありました。
いずれは寛解し、以前の生活にもどれる。
そう信じて疑わなかったのです。
時間はいくらでもあると思っていました。
しかし当然のことながら時間には限りがあります。
寿命はあるかもしれませんが健康寿命はどれほどなのか。
電車に乗って不自由なく動けるのはあと10年くらいでしょうか。
同世代のもののうち何人かはすでに足腰が不自由になっています。
加齢によるものなのでどうしようもありません。
階段ののぼりおりが苦になればローカル線の旅など論外になります。
最近温度差や空気の乾燥によるストレスに弱くなりました。
不定愁訴が消えずとても不愉快な日々が続いています。

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