理解されにくいうつ病

うつ病は周囲の理解が得ににくい病気のように思えます。
私は10年来早朝覚醒に悩まされています。
これは病状だと説明しても「もっと寝ていろ」といわれたことがあります。
早朝覚醒はうつ病特有のものではありません。
高齢者の多くに同様の症状がみられます。
また作家の椎名誠も午前3時に目が覚めて困るとその著書「僕は眠れない」に書いています。
他の精神疾患の場合、人格が変わってしまうようなことが起こります。
そのため「おかしい」と判断されることが多いのですが、うつ病患者はそうではありません。
抑うつ感は近親者を亡くした場合などにもあらわれます。
意欲の低下や体のだるさも重い内臓疾患が原因の場合がある。
個々の症状は誰にでも多かれ少なかれ感じるところがあるのではないでしょうか。
うつ病の場合はいくつかの症状が同時にあらわれます。
それを勘案してうつ病という診断がくだされます。
これがうつ病を知らない人にはわかりにくいのでしょう。
ただネットの普及によって改善された部分もあります。
うつ病患者に理解の光がさすよう願うばかりです。


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